邸宅の本流

邸宅文化の系譜を継ぐ風格と気品を湛えたモダニズム邸宅。

明治・大正期に入り上流の人々は、西洋建築を取り入れた豪奢な邸宅を構え、
華やかな邸宅文化を育みました。それらは「モダニズム建築」と言われ、ここ南山の地にある「南山大学キャンパス」もその一つ。
「ザ・サンメゾン南山」では、その文化的・歴史的背景を受け継ぎ
「南山モダニズム」をテーマとした本格的なモダニズム建築を追求しました。

South Appearance [南外観]

ARCHITECT

世代を超えて受け継がれる
邸宅地・南山にふさわしい「本物」の邸宅をここに。

CASA DESIGN CONSULTANT株式会社カーサデザイン・コンサルタント

代表取締役岡田 達人

Profile | ⼤⼿設計事務所にて10数年間、住宅・商業施設などの企画⽴案及び意匠設計を担当。2001年「株式会社インターデザイン」設⽴に参加。これまで東京・⼤阪から地⽅エリアまで、数百棟の分譲マンションデザイン監修をプロデュース。2016年1⽉株式会社カーサデザイン・コンサルタントを設⽴。現在も関東・関⻄・東北・九州沖縄エリアと幅広くデザイン監修を⾏う。

岡田 達人
  • MINAMIYAMA MODERNISM

    街並みと調和する
    トラディショナルな美を。

    歴史ある洋館をはじめ、本格的な邸宅が数多く立ち並ぶ名古屋屈指の邸宅街、南山。現代では貴重とも言える真の「お屋敷街」といえる景観は、華美さはないものの、何代にも渡って受け継がれる本物の邸宅だけが醸し出す、気高さを漂わせています。その誇り高い静穏の街並みにふさわしい邸宅を創造するため、「南山モダニズム」をテーマに、トラディショナルでモダンなデザインを追求しました。梁と柱が生み出す縦横のラインを際立たせたスクエアな造形は、表層的なデザインではなく、西洋建築の歴史や伝統を敬い、その成り立ちや構造の理解から生まれる本物の様式美。南山の名に恥じない正統の邸宅らしい、堂々とした風格とクラシカルな気品を実現できたと自負しています。

  • MATERIAL

    時を重ねるごとに味わいを増す
    「本物」の素材を。

    目指したのは、住まう方にいつまでも愛着を感じていただくだけでなく、お子さま世代にまで住み継がれていく普遍的な邸宅。そのために徒に贅を凝らすのではなく、「本物」であることを目指しました。時とともに風合いの変化する天然石やレンガを用いていた洋館建築に倣い、堆積岩の古びた表情をモチーフにしたライムストーンタイルや無数の小さな穴が表情を生む大谷石の質感を再現したタイル、そして御影石といった表情のある素材をふんだんに用いて、時とともに味わいを増す風合い豊かな質感にこだわりました。また共用部においても洋館のレンガ造りの壁をイメージし、積み上げたような素材を用いるなど、古びることなく時を越えて愛されるトラディショナルなデザインを心掛けました。

  • GARDEN

    緑と石が生み出す
    アートな庭に心安らぐひととき。

    気品漂うエレガントなラウンジの外側には、暮らしを潤す豊かな緑や、石を水に見立てたアートが美しい情景を描き出す、石庭の趣きある中庭を設けて寛ぎのシーンを優雅に演出。枯山水のように、滝を流れ落ちる水を黒御影と白御影の石柱で表現したオブジェや流れる水を玉砂利で模した段差のある石盤など、日本ならではの見立ての技法を用いた静寂の佇まいが、選ばれた特別な暮らしを美しい景観がもてなします。

  • COURTYARD

LOUNGE

選ばれた日常を歓待する、もてなしの美学息づくラウンジ空間。

憩いのひとときを愉しむ休息の間であるとともに、
ゲストやオーナー同士が歓談する社交場ともなる迎賓空間、ラウンジは、
ヘリンボーン柄の木目調タイルをベースにタイルカーペットや大理石を用いた床、
風合い豊かな大谷石柄の壁、陰影の美しい上がり天井など、ラグジュアリーな装いに。
前邸の欄間をリユースするなど、地の記憶を受け継ぐ意匠も盛り込みました。

Lounge [ラウンジ]

MATERIAL

1 ラウンジ基本床木目調タイル、 2 ラウンジデザイン壁、 3 外壁基本壁 一部手すりボーダータイル、 4 擁壁三丁タイル、 5. エントランス壁凸凹タイル、 6 外構花壇立上り自然石乱形貼 7 外壁大判タイル、 8 エントランスアプローチ床

MATERIAL

※掲載の完成予想図は設計図書を基に描いたもので、官公庁の指導または施工上の都合により外構・形状・仕様・仕上・植栽・色彩等に変更が生じる場合があります。給気口・排気口・室外機・配管・樋・避難ハッチ等の設備は表現しておりません。また、一部を透かして描いている他、周辺の建物・街並および植栽・敷地中外に敷設される電柱・引込柱・電線・変圧器等は変更が生じる場合があります。尚、竣工時の植栽は完成予想図程度には成長しておりません。予めご了承ください。